みそ日記

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親分のありがたい話
2012年 05月 30日 |
いつもは秋にお休みが出はじめることが多いのに、なぜか今年は既に休みはじめてしまった人がちらほらいる。
理由は様々といえば様々なのかもしれないけど、だいたい8割は同じような理由。
でも今回のお休みは、なぜ彼が休みはじめてしまったのか私にはよくわからなかった。
心の病でお休みする人は多くしかも長引く傾向にあるけれど、同じ心の病とはいっても、他とは少し状況が違うような気がした。
親分に経緯や聞いた話を報告しながら、私は正直に話した。
「私は、彼がなぜ休んでいるのか、理由がよくわからないんですよ」

なんだか今日の親分は髪が乱れている。
私は去年こゆきちゃんによく、「朝の親分の髪の状態を見れば今日話しかけていいのかダメなのかわかる」と言ったくらい、なぜか親分の髪型はその日の彼の体調や気分を如実に語る。
話しかけてしまってから、「しまった!」と思ったけど、まあ報告するべきことはしなくては。

ところが、わからない旨を伝えたら、意外に気分よく返してくれた。

というか、以前と違って親分は最近やさしい・・・。
いつから変わったかというと、段々と変わったわけではなくある日突然変わった。
それは去年の忘年会。異動希望を出した後、本当に心底異動したいと思ってたけど(だってあの激務の冬にもう耐えられる気がしないし、なんか新しいことがやりたい・・・)、慰留され、私の尊敬する某人からも、「キミはもう少しそこにいたほうがいいよ」って言われたので、私が親分に「異動するかしないかは親分におまかせします。いるところで、精一杯がんばりたいと思います」っていったら、そのときから変わった@@!
確かにこの2年、親分の前任者が大好きだった私は、親分には正直反目していたような気がする。
嫌いなわけではないけど!まあ嫌いになったらおしまいだし。
でも、知れば知るほど、この人は人間的だなあ、確かに見てるなあって思う。なるほど、心酔する人がいるのもわかるような気はする。私はしないけどね!(別にツンデレじゃないよ!)
また冬を越さないといけないけど( ´△`)

親分は語り始めた。

一つには心の弱さ。
心理学を勉強したなら知っていると思うけど、人間は朝になると高揚し、夕方になると気分が下がる。大勢いるところではテンションが激しく下がったりしない。(果たしてそうだっけ!?と内心思ったけど、それは昼夜逆転生活なのかもしれない)人によっては一人でいるほうが気分が落ち着くという人もいるけどね。
恋人と別れる。友達と別れる。多くの人はそこで「寂しい、つらい」といった体験をして、葛藤し、自分をなだめる方法を見つけ、また新しい出会いに入る。なかなか、最初の一人とうまくいって結婚するという人はそうはいない。
教師も同じで、子どもをずっと、4年、5年、6年と(担任を)持って、最後に送り出すときは、なんともいえない気持ちになる。ずっと一緒にいた人と別れるのは誰だってつらい。

「子どもたちだけじゃなくて、先生も、やはり寂しいと思ってるんですね」

「そう」

正直その発想は無かった、私には。
先生はそんなことには慣れているのだと思っていた。だから、クラスが分かれたり卒業するときだって、私は寂しくても、先生がそんなことを思ってるなんて考えたことなかった。
だって、先生は先生だもの・・・

一生懸命で、真面目に接して、気持ちがこもって思い入れの強いほど、別れが惜しい。
純粋なんだろうね。それは若さの特権でもある。
俺も、若い頃は子どもらが門から出て行くのを見るのが、とてもつらかった。
それを見た50歳くらいの先輩が、「若いっていうのはいいなあ。俺はそういう気持ちではもういられないよ」と言ったのをきいて、「えっ、この人は悲しくはないのか!?」と疑問に思ったくらいだ。
卒業式の後、教室で子どもたちにする最後の話。子どもたちと一緒に別れを惜しむ感動は、この職について良かった!と思える瞬間である。なかなか、教室の外に送り出せないのは、並大抵の気持ちではないからだ。

ただし、別れが惜しいからといっていつまでもクヨクヨはできないから、気持ちを切り替えて次の年を迎えなくてはならない。経験を積み重ねていくと、そういうことがだんだんとできるようになる。さまざまな別れを経験していくうちに、そこから自分のストレスの解消法を見つけたりする。
家族には話しにくいけど、友達には話せる。このことは、近くの友達には話しにくいけど、全然違う部署の人なら気軽に相談できる。対象が人だとは限らない。犬や猫だったり、または別の対象だったり。
きっと、気持ちの切り替えがうまくできなかったんだな。


人と同じように自分はできない、情けない、人にいろいろ叱られるのがつらい、と、自分を卑下しながら心の病になる人が多い中、こういう理由の人もいるんだという驚き。
どうか復帰して立派な先生になって欲しいと思う。

親分は普段からけっこう人に教えるの好きだけど、今日のことは書き留めておくことにした。
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by yuki-chami | 2012-05-30 22:22 | にちじょう | Comments(0) |
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