たまに更新しています

by yuki-chami

2008年 02月 21日 ( 1 )

にゅーぜんず 第16話

永久凍土の地エルナス。
溶けることのない氷は、この地に住まいし魔王の強大な魔力故。

いくつもの雪原、谷を越えた雪深い山の奥深くにその城はあるという。

魔王の封印が解かれる前は、このエルナスにも人が生活し、小さいながらも街があった。
しかし封印が解かれてからというもの、山の奥深くから溢れ出す魔力によりますます周辺の気候は険しくなり、村人たちはやむなく街を捨て、離れざるを得なくなった。

かつて幾人もの勇気ある冒険者たちが魔王の城を目指し、消息が途絶えた。
伝承によれば、山の周りは強力な魔力に覆われ、その城には招かれたものにしか入ることが許されないという。
今ではエルナスの街も人気がなくなり、凍てついた街と化してしまった。


                                         *


城の広間では魔王の配下である四天王(にゃーすけ命名)であるにゃーすけとへっくんが話をしていた。

にゃーすけ 「へっくん、亞未姫はどうしてる?」
へっくん 「さっきまでずっと騒がしかったけど・・・・今はよく眠ってると思う」
にゃーすけ 「もうここにきて何日も経つのに、いまだにそんな元気があるとはすごいね~」
へっくん 「でも、魔王様の言うことはきいてくれないみたい」
にゃーすけ 「魔王様は完全に封印が解けたわけじゃないからなあ。前に姫と闘ったときにも、ちょっとはダメージあったみたいだし」
へっくん 「もし封印が完全に解けたら・・・・魔王様が望む『氷に閉ざされた世界』の時代がやってくるのかな?」
にゃーすけ 「さあ?今でもかなりここ寒いのに!」

そこへ魔王軍の紅一点であるりるらぶがやってきた。

にゃーすけ 「お、りるちゃん偵察おつかれ!何か変わったことあった?」
りるらぶ 「エルナス周辺ににゅーぜんずがやってきてたよ。きっと亞未ちゃんを取り返しにきたんだと思う」
にゃーすけ 「まあエルナスまではたどりつけても、城までは来れないと思うけど・・・@p@ 魔王様は何か言ってた?」
りるらぶ 「しつこそうだから、みんなで行ってやっつけてきてって言ってたよ」
にゃーすけ 「みんなか~。じゃあいねもにも声かけないとねー。なんかあの人いまいち協調性がないというか何を考えてるかわからないから俺苦手かも@@; へっくん呼んできてー」

へっくんは動かない。りるらぶをじっと見ているようだ。

にゃーすけ 「りるちゃん、その服似合うね~」
りるらぶ 「へっくんもこの服もってるでしょ@@;」
へっくん 「・・・・・」
にゃーすけ 「この服は男が着ても・・・・・@@;;;いくら魔王様の命令でもちょっと無理がある!!」
りるらぶ 「そんなこというと魔王様が悲しむよ~」

にゃーすけとへっくんは顔を見合わせ、溜め息をついた。



                                         *

3人はエルナス周辺を進んでいた。

ニューゼンブラック・ぶひいぃん 「さ、寒い・・・・・・・・・・・・」
ニューゼンイエロー・ちゃみそ 「寒いっていうたびに寒くなる気がするから、その発言禁止!」
ニューゼンブルー・透環 「耳当てしてるからまだ僕はましかも!手袋すらもってきてないぶひは(ry」

ぶひいぃん 「久しぶりに3人揃っての指令で、『とっておきだ』とか言うからどんな指令かと思えば・・・・こんな極寒なところだったとは、ふぉるめ・・・・・」
ちゃみそ 「帰ったら吊るすしかないな!」
透環 「帰る前に凍死しそうだけど((;゚Д゚)ガクガクブルブル ・・・・ってなんか飛んで来た!ぎゃーー!!!」

突如飛んできた矢を3人はダッシュで交わし、向かってきた方向を見た。
そこには石弓を構えたりるらぶと・・・・その他四天王であるにゃーすけ、へっくん、いねもが姿を現した。

ぶひいぃん 「四天王が揃って現れたということは、城には近づいているということか」
にゃーすけ 「今日こそは決着をつけてやるぜ、にゅーぜんず!」
ちゃみそ 「りるちゃんが~~~~!!」
りるらぶ 「><、」

吹雪が近づいている。
「凍てついた街」エルナスの街近くで、にゅーぜんず対四天王の闘いが始まった。

ちゃみそがハイパーボディにてにゅーぜんずの体力を増幅させ、透環が癒しの呪文を唱え、仲間に祝福を与える。ぶひいぃんがいち早くダッシュをしながらにゃーすけに攻撃をしかけた。

スピードにかけてなら四天王も負けてはいない。ぶひいぃんの攻撃をすかさず避けるにゃーすけとへっくん。後方からりるらぶが援護射撃を行う。いねもが四天王に保護の魔法をかけ、エンジェルレイを放った。

ぶひいぃんの攻撃をかわしたと思ったへっくんの横面をちゃみその拳が炸裂する!へっくんはどこかに吹っ飛んで行った。ぶひいぃんが繰り出した技により飛び出した小さなぶひたちが、それぞれの四天王を・・・と思いきや全員がりるらぶに向かっていき、りるらぶが矢を放てなくなってしまった!
いねもが放つエンジェルレイも、にゃーすけの放つ手裏剣も「そんなの関係ねえ!」といわんばかりに透環がありったけの魔力でジェネシスをかまし、仲間であるはずのちゃみそやぶひいぃんも含めその場の全員がダメージを受けた。

ぶひいぃん 「とわちゃん、ちょっと手加減してw」
透環 「手加減なんていう技はない( ^ω^)」
いねも 「この威力といい、精密さといい、素晴らしい・・・」

戦いは長時間にわたり、勝負は互角にも見えた。
そして吹雪は一層激しくなり、双方の熱を奪っていった。

にゃーすけ 「勝負つかず・・・・ここは撤退か・・・・・」
ちゃみそ 「逃がすか!!!」



魔王フヒヒ 「もういいよ、あとは自分がやる」

りるらぶ 「魔王様!!!!」

吹雪の先、いや中心に男が立っていた。
片目を布で覆い、透き通ったような目をした魔王。

呪文のようなものを唱え、その手の平から生み出された氷の魔法が、にゅーぜんずを襲った。

f0006510_0551657.jpg
by 透環 画

ちゃみそ 「伏せてー!!!!!!!!」

そう叫んだちゃみそは魔法の直撃こそまぬがれたものの、吹雪にのまれた。
ぶひいぃんは暴風に吹き飛ばされそうになりながらも、必死に身を守っている透環の腕をつかんで吹雪から脱出した。

透環 「この光景・・・・どこかで・・・・」
ぶひいぃん 「とわちゃん!ダッシュ!!!!」

デジャヴのような感覚にとらわれた彼女。
吹雪の中行方不明になったちゃみそをおいたまま、にゅーぜんずは撤退することを余儀なくされた。


そしてついに魔王が現れた。
[PR]
by yuki-chami | 2008-02-21 01:28 | そうさく | Comments(5)