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みそ日記

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そうだ、三陸鉄道に乗ろう(奇跡の一本松編)

旅の3日目。

日の出が4時過ぎということだったので、かなり眠い目をこすりながら朝4時に起きて露天風呂に行ってみました。
が、この時期はかなり東寄りから日が昇るため、露天風呂からは日の出は見えず、個人的には夜の月見風景のほうが好みだったなぁと思いました。冬の時期、元旦なんかは入り江からばっちり日の出するので、露天風呂からの初日の出が拝めるらしい!

そんなわけで早々に部屋に戻って再び寝て、起きて、朝ごはんたべて出発~
え、朝ごはんの写真がない!?
撮り忘れていました!!

まず向かったのは、道の駅さんりく。
最終日なので、買いたかった海のものや山菜を買っても平気。

あれ?
でもあんまり山菜ないね・・・?
山菜は不作でしたが、三陸といえば!わかめ!ということで、わかめと、生ウニ(プラスチック容器に塩水と一緒に入ってるやつ)を買いました。
写真がないので、美味しさを伝えられなくて残念ですが、この生ウニは本当に美味しかった!!!
なんといっても粒がでかい。
とろけるような甘さ。
醤油つけなくても、そのままの塩味で全然いける。
このウニを食べるためだけに三陸行ってもいいなーって思う。(もっと近ければ・・・@@;)

1日目、2日目と天候はいまいちでしたが、この日は晴れ。
三陸へ来たなら、リアス式海岸を見てみたい・・・

私、ちょっと勘違いしていて、何かこう崖っぷちが続いている海岸を想像していたのですが、リアス式海岸っていうのは、地盤沈下や水面上昇で谷のように沈み込み、岬と入り江が複雑に入り組んでいる海岸を言うらしい。
そんなわけで、岬へ行くよ~
そうだ、三陸鉄道に乗ろう(奇跡の一本松編)_f0006510_17072840.jpg
松林を抜けて、
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碁石岬。
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お~~~~
これがリアス式海岸か~~~~
海岸がギザギザしてて、小さな島とかいっぱいある。

海を見られて良かったー(*´▽`*)
やっぱ岬好きだなぁ。今、三陸にいる。
日本の形がわかるのが好き。

そして、時間はちょうどお昼。
今日の予定は・・・
これから奇跡の一本松みて、南三陸町いって、そしてとわちゃんオススメの海産物を取り扱ってるお店に行くという予定。そのお店はほとんど南三陸町の近くらしいけど、海産物売ってる店ってそんなに遅くまで開いてないような気がするし、けっこう時間ギリギリ!?
碁石岬の近くでお祭りやってて、そこでお昼を食べるという手もあったんだけど、会場付近まではシャトルバスを利用しないと行けなくて、時間がかかりそうだったので断念。

よし、じゃあ、奇跡の一本松のある陸前高田へ。
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海岸沿いの町で、低くなっているところはこんな風に何もなくなっていて、土が盛られてたり工事中のところが多いんだけど、釜石も大船渡も、わりかし新しく建物が建ち始めていた気がする。
でもこの陸前高田は、新しく建てるよりも、被災した建物がそのまま保存されて残っているところがポツポツあった。
たとえば、画像に写ってる宿舎っぽいのもそう。
道の駅高田松原というところも、被災したそのままの形で残されていた。

うーん
自治体によって方針が違うのもあるだろうし、新しく建物が建つということは人がそこに住まないと建設されないわけで、この辺の人たちは別のところに移っていったのかなぁとか考えたりした。
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奇跡の一本松駐車場内にある、一本松茶屋。
この施設以外にはこの辺は何もなく、盛り土?するための工事してたり、防波堤を建設したりしていた。ここから10分ほど歩くと奇跡の一本松。
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後ろに写ってる廃墟が何だったのかは説明がなかったのでわからないけど、奇跡の一本松だけがここに立ってる。
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この辺には高田松原という7万本の松林からなる名勝地があったんだけど、2011年3月に起きた東日本大震災の大震災で被害を受けて、その中で一本だけ残ったのがこの「奇跡の一本松」。
奇跡の一本松は復興のシンボルになったんだけど、その後海水によって根が腐ってしまい、2012年5月には枯死と診断。そのため、陸前高田市で人工的な処理を加え、現在のようにモニュメントとして保存されているもの。

奇跡の一本松の根本に立って、「当時はここ一帯、津波が押し寄せたんだ・・・」と、想像を巡らせたり。防波堤が巡らされている中、この松だけがぽつんと立っている状況は非日常で、でも本当に事実としてあったことなんだなと感じさせられました。
今は、たくさんの人たちがこの松を見に来て、側で座って休んでいたり、写真を撮ったりしていました。
そうだ、三陸鉄道に乗ろう(奇跡の一本松編)_f0006510_09423378.jpg
現在の周りの風景。
右が防波堤だね。

ランチタイム過ぎた頃だし、ここまできたらせっかくだから気仙沼の寿司を食べようということで、気仙沼へ。
気仙沼はなんといっても寿司らしい!そしてフカヒレ。
前から行きたかった町なんだけど、同じ宮城とはいっても仙台から車で2時間・・・
なかなか行く機会には恵まれませんでした@@;

気仙沼 寿司で検索すると、たくさんのお寿司屋がヒット!
震災前はもっとたくさんあったらしい。
そんな中でも、14時とか中途半端な時間でもしっかり営業してるお店、「あさひ鮨」さんに行ってきました。
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気仙沼も、釜石や大船渡と同じく、市街地は何もない更地が続いてるんだけど、ポツポツと新しい建物が建築されているような感じでした。
だからほとんどの建物が新しい。
このお店も、震災後はずっと仮店舗で営業していて、平成29年4月に今の店舗になったらしい。
仮店舗だったときは、狭いながらも、寿司屋さんが一か所に集まって寿司横丁的な感じだったらしいw
今は、いくつか移ったり、やめちゃったりしてバラバラらしい。
さて、寿司!寿司!
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やっぱり、ウニが美味しいーーーー!!(≧▽≦)
下の画像はフカヒレ三昧(姿煮、金糸、煮こごり)。
あさひ鮨さんは、フカヒレを寿司に使った元祖のお店で、真ん中の金糸の軍艦らしい。
フカヒレって、加工するのがすごい手間らしい@@;

フカヒレももちろん美味しかったのですが、私はやっぱりウニとかハマチが・・・w
ごちそうさまでした!!
お店の人もすごく気さくで、魚が買えるところがないか尋ねたところ、地図にマークをして丁寧に教えてくれました。ありがたい!
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気仙沼の酒造、角星。
ここもたぶん、建物は新しく建て直されたのだと思う。
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この酒造の目玉は、水鳥記。
とわちゃんのお父様はこれが好きらしいとの情報が!
前に仙台で夏限定の水鳥記は買ったことあるけど、さらっとしてのみやすいお酒だった~
色が違うのは、使ってるお米の種類が違うらしい。

その後、魚を求めていくつか回ったけど、時間が時間なだけでに品があまりなかったり、閉まってたり。
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シャークミュージアムという、水族館や物産品が買えるお店がたくさん集まった施設では、ホヤぼーやショップが!気仙沼のゆるキャラらしいw
頭にかぶってるのがホヤ、ベルトがホタテ、そして手にもってるのはサンマらしい。

気仙沼はどこも新しい建物だったなぁ。でも、それだけ町が元気な証拠なんだろうなぁ。
また美味しいもの食べに行きたいです。

ここからは、南三陸町へ。
今日はまだ私は運転していなかったのですが、気仙沼出たあたりから、疲れたからか気分が良くなくて、しばらく寝ていました^^;
なので気が付いたら南三陸。

南三陸町には、前回2012年6月に行った以来。
どうなってるだろー?と気になったので、立ち寄ってみることにしました。
前回は、工事中のところもあったけど、まだ車が地面に刺さってたり、立ち枯れしてる木が印象的だったなぁ・・・

現在の南三陸町。(展望台から)
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あまり何もないのは変わらないけど、前にあったような残骸は撤去されていて、堤防つくってたり、ところどころに建物があったり、綺麗になってる感じ。
前にプレハブ営業していたセブンは、今はなくなっていました。役目を終えたということなのかなー。
違う店舗はあったけれども。
ただ、生活の拠点は、津波が来ないような場所に移ってるんだろうなー。
南三陸町は、(おそらく集落ごとに?)いくつか復興市があって、そこでドラッグストアがあったり、魚売ってたり、野菜売ってたりと日常用品を買っているのだと思う。

その中でも一番大きいと思われる「さんさん商店街」
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なんかこの写真しかなくて!!w
このモアイ像は、世界初、イースター島から送られてきたモアイ像らしい。

チリ地震津波がきっかけで、南三陸町とチリは友好を深めていて、震災前には南三陸町がチリの彫刻家に依頼して創ってもらったモアイ像が志津川地区の松原公園というところにあったらしい。
そのモアイ像も東日本大震災で流出して、頭部は後に発見されて、それは移設されたらしい。
そして東日本大震災があり、イースター島で「新たなモアイ像を贈ろう!」というプロジェクトが始まり、贈られたというもの。

イースター島の石を使ったモアイ像が島の外に出たことは今までなく、眼が入ってるモアイ像は世界に二体しかないとのこと。
眼を入れると、マナ(霊力)がモアイに宿ると言われているらしい。
ここから、南三陸町の復興を見守ってるみたいです(*´▽`*)

さんさん商店街で、最後にお土産をいろいろ買って、とわちゃんのオススメだというお店へ行ってみたけど、さすがに時間的にもう閉まっていた><
でも場所は確認したので、次回こそは!

とわちゃんに「お店行ってみたけど、閉まってたー!」とラインをして、よしこれで今回の旅は終わりだなー!と思ったら、
とわちゃんライン 「神割崎は行ったー?」
と・・・・

なにーーーー!
まだミッションがあったのか!!!
体力的にはけっこう厳しいものがあったけど、せっかくここまで来たので行ってみることに。
そうだ、三陸鉄道に乗ろう(奇跡の一本松編)_f0006510_10553738.jpg
神割崎に伝わる伝説。
浜辺にある日弱ったクジラが寄ってきた。浜辺に住む村人たちはこれ幸いとクジラを分けようとしたが、隣接する二つの地区で争いになり、どちらの取り分だとクジラの目の前で三日三晩争いになった。
三日目の晩、大きな雷が岩を割いた。二つの地区の人たちは、これはまさに神業であると信じ、クジラを仲良く分け、岩の境目を地区の境目としたとのこと。
そうだ、三陸鉄道に乗ろう(奇跡の一本松編)_f0006510_10560707.jpg
これが境目かな?
時間的に満ちてきてたのか、足元ギリギリまで波が打ち寄せてくる場所だった@@(わりと危険)
けっこう、安全のために遠巻きに見る場所多いけど、こういうアグレッシブな場所もあるんだなー!
安全か危険かは観に行く人たちの責任だと思うので、こういう姿勢良し!

あまりにも体力が限界だったので、塩釜でお風呂に入りつつちょっと休憩を挟んで、茨城へ帰りました。帰りは、友部SAでしか停まらないという暴挙でしたが、決しておすすめはしません@@;

疲れたけど、やっぱり旅はいいね。
これから7月まで土日は仕事が立て込んだりするけど、それでもやっぱりたまには旅がしたいな。

Commented by 真修羅 at 2018-05-21 18:03 x
ポータルっぽいのがいっぱい有っていいなぁ)`ν')・;'.

海岸は正直地図で見たほうがもっとわかるんじゃ・・・と思ったけど実際どうだったんだろーw
Commented by yuki-chami at 2018-06-06 01:20
>ましゅさん
ポータルはもしかしたらいっぱいあったかもしれない!
でも最近私はめっきりログインしてなくて・・・@@

地図を見るとかではなく、その場にいて地形を実感することにこそ意味があるのだー!
Commented by ナナホシ at 2018-06-17 20:59 x
かつて、みそ日記にupされたJKTSの記事を見た時から、
絶対に被災地に行ってみたいと思ってます。
震災後(2012年)に行かれた時との違いが分かって
少し安心した様な、まだここまでなんだ、という複雑な思いがします。

でも、みそさんの旅は何でこんなに面白いのですかね?
極意とかあるの!?
Commented by yuki-chami at 2018-07-26 20:35
>ナナホシさん
この記事はナナホシさんにぜひ見てほしかったので嬉しいです!!
先日も、被災地が今どうなってるのか見てみたいと言っていたので、今回いろいろ写真を撮ってみました。
建物がたくさん建ってるところと、そうでないところと、はっきり分かれてたような。
なんだかとっても濃い旅でした(そして遠かった)

面白いって言ってもらえるなら良かったー!
でも、そのまま書いてるだけです!@@
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by yuki-chami | 2018-05-20 11:05 | おでかけにっき | Comments(4)

たまに更新しています


by yuki-chami